【メディア企業徹底考察 #118】正念場を迎えたグノシー、広告費増額も効果は限定的か?

ニュースアプリを運営する株式会社Gunosyの業績が上向きません。

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ニュースアプリを運営する株式会社Gunosyの業績が上向きません。

2023年5月期の売上高は前期比10.5%減の80億5,200万円、2億6,800万円の営業損失を計上しました。グノシーが営業赤字を計上するのは、2014年5月期以来。上場してからは初めてこととなります。期首予想の売上高は90億円、2億円の営業利益としていました。

グノシーは減収ペースが速く、そこが一番の課題です。

宣伝広告費による一時的な赤字なのか?

2024年5月期の売上高は前期比2.1%減の78億8,000万円、5億円の営業損失を予想しています。2期連続の減収、営業赤字となる見込みです。

決算短信より

2023年3月期の期首予想はわずかな増収を予想し、1割減という大幅な下方修正に追い込まれました。今期の減収予想は、グノシーの経営陣が楽天的な姿勢から保守的になったことを示しています。

同社は大幅な減収に見舞われた2021年5月期に一時的に人件費の抑制に動きましたが、2022年5月期からは増加に転じています。


《不破聡》

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