サムスン、AI搭載の新機種を1月17日に発表へ・・・クアルコムの最新チップでオフラインの生成AIを実現?

サムスンは、カリフォルニア州サンノゼで記者会見を開き、1月17日にAI機能を搭載した最新のギャラクシーSシリーズのUnpackedイベントのプレスリリースを行いました。

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サムスン、AI搭載の新機種を1月17日に発表へ・・・クアルコムの最新チップでオフラインの生成AIを実現?
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サムスンは、1月2日火曜日夕方にカリフォルニア州サンノゼで記者会見を開き、最新のギャラクシー携帯を発表すると発表しました。

サムスンは、アップルにとって、最大のスマートフォン競争相手です。カウンターポイント・リサーチによると、世界のスマートフォン市場でのアップルの16%のシェアに比べ、同社は20%のシェアを持っている一方、サムスンの米国市場でのシェアは25%で、アップルの53%に及びません。この状況下で、iPhoneにはない新機能は、より多くの顧客を惹きつける可能性があります。

サムスンは、同社のGalaxyシリーズの最新デバイスで「AIを搭載したまったく新しいモバイル体験」を提供すると発表しました。それが何を意味するのか現時点では推測の域を超えないものの、クアルコムのチップを採用している「Galaxy S24」、「Galaxy S24+」、「Galaxy S24 Ultra」に続く最新機種に、クアルコムのAndroid携帯電話向けSnapdragon Series 8 Gen 3が採用される可能性があります。

クアルコムは昨年10月、同社の新しいSnapdragonチップにより、携帯電話で直接、生成型人工知能アプリケーションを実行できるようになると発表しました。これにより、ChatGPTのようなアプリケーションの小型版をインターネット接続なしで実行できるようになります。AIチャットボットのオンデバイス・バージョンは、クエリをクラウドに送信する必要がないため、会話をよりプライベートに保つことができると言う利点があります。

クアルコムはまた、同社のチップを使って、テキスト入力による画像を生成するデモも実演しています。例えば、「男性が車を運転している画像を作成」と入力すると、画像が生成されるというもので、これはPixel 8 Proに搭載されたグーグルのTensor G3チップと同様の機能であり、これによってユーザーが選択した一連の単語に基づいて、カスタム電話壁紙を作成することができます。

なお、AI機能に関しては、Korea Timesが先月報じたところによると、サムスンのジェネレーティブAIモデル「Gauss」も次期製品に搭載される可能性があり、グーグルの最新AI搭載Pixel端末との競争が激化しています。

Galaxy Unpacked 2024:モバイルAIの新時代を開くサムスンの公開招待状(2024年1月3日)日本時間1月18日午前3時開始
https://news.samsung.com/global/invitation-galaxy-unpacked-2024-opening-a-new-era-of-mobile-ai

《前田邦宏》

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前田邦宏

前田邦宏

メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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