デジタルインテリジェンス企業のSimilarwebは1月20日、2026年版「Digital 100」ランキングを発表しました。このランキングは、米国、英国、フランス、ドイツ、日本、オーストラリア、インド、ブラジル、韓国の9カ国において、過去1年間で最も顕著なデジタル成長を遂げたウェブサイトおよびモバイルアプリを選出したものです。
ChatGPTが5カ国で首位を獲得
ランキングの大規模サイト・アプリ部門では、ChatGPTが米国、英国、ドイツ、オーストラリア、日本の5カ国で第1位を獲得しました。特にモバイルアプリの成長が顕著で、米国で127.9%、英国で142.6%、ドイツで125.2%、オーストラリアで131.7%、日本で131.1%、ブラジルで124.3%、フランスで135.4%という高い成長率を記録しています。
Similarweb創業者兼CEOのOr Offer氏は、「1年という期間を通じて、二桁以上の成長を継続できる企業は、それだけできわめて高く評価されるべき存在です」と述べ、「『Digital 100』は、そうした企業の成果をデータに基づいて明らかにし、その成長を社会に示すための取り組みです」と説明しています。
同氏はさらに、「ウェブサイトやモバイルアプリを共通の指標で測定することで、企業の卓越した成果を客観的に捉えることができると同時に、多くの企業にとっての指針やインスピレーションを提供できると考えています」と付け加えました。
日本市場の成長企業
日本版ランキングで各カテゴリーの1位に輝いたのは以下の企業です。
大規模サイト総合部門では、ChatGPTがウェブで91.7%、アプリで131.1%の成長を記録し、首位を獲得しました。
金融サービス部門では、暗号資産取引所のmexc.comがウェブ部門で316.7%という驚異的な成長率を記録しました。アプリ部門では三井住友信託スマートライフデザイナーが236.1%の成長を達成しています。
旅行・観光部門では、ウェブ部門でGood Luck Trip(gltjp.com)が180.5%成長し、アプリ部門ではCitymapperが91.6%の成長を遂げました。
メディア&エンターテインメント部門では、ウェブ部門でmamahiroba.comが154.7%成長、アプリ部門ではTumblrが75.8%の成長を記録しています。
フード&ホスピタリティ部門では、ラーメン情報サイトのbutayama.comがウェブ部門で114.3%成長し、アプリ部門ではセブン-イレブンの宅配サービス「7NOW」が118.0%の成長を達成しました。
生産性向上が成長の鍵
Similarwebマーケットインサイト部門ディレクターのLaurie Naspe氏は、今回の結果について次のように分析しています。
「生成AIの利用拡大は、ChatGPTに限らず、CanvaのようにAIを活用して生産性向上をプロダクトに組み込んでいるアプリにとっても、継続的な成長を支える原動力となっています。実際に大きな成長を遂げているデジタルビジネスの多くは、技術そのものではなく、『どのように実用的に活用するか』にフォーカスしています」
Naspe氏はさらに、「『Digital 100』の上位企業に共通して見られたのは、時間を消費させる娯楽的な価値ではなく、ユーザーの生産性や経済的な価値を高める点にこそ、プロダクトの本質的な価値があるという点です」と指摘しました。
客観的データに基づく評価
本ランキングは、企業による申請や推薦、個別の働きかけによって決定されるものではありません。Similarwebが保有する数十億件のデジタルデータに基づく客観的な分析により選出されています。
評価基準は、ウェブサイトについてはデスクトップおよびモバイルの推定ユニーク訪問者数の成長率、アプリについてはiOS/Androidの推定月間アクティブユーザー数の成長率を基準に、過去12カ月とその前の12カ月を比較して評価しています。
ランキングの詳細は、D100公式サイトで確認できます。

