株式会社ジーニーが、ソーシャルワイヤー株式会社との資本業務提携を発表しました。
ジーニーはソーシャルワイヤーが実施する第三者割当増資で13億2500万円を投じて49%を保有する連結子会社化する方針。6月27日に予定されているソーシャルワイヤーの株主総会でジーニーが指名する取締役が過半数を占める事を前提としています。
ソーシャルワイヤーは2023年9月に同業のプラップジャパンとの資本業務提携を発表していましたが、同社が展開していたシェアオフィス事業からの撤退で想定以上の損失があったことから破談となり、改めて資本業務提携先を探していたところ、2024年2月にジーニーから申し出があったということです。
ジーニーは広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業を展開しており、特に広告収益最大化プラットフォーム「GENIEE SSP」やCRM/SFAシステム「GENIEE SFA/CRM」などの技術力が高く評価されています。
一方、ソーシャルワイヤーはデジタルPR事業を主軸に、プレスリリース配信サービス「@Press」やインフルエンサーPRサービスを提供しており、「全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ」という経営理念のもと、企業価値の向上を追求しています。
今回の提携により、ジーニーの技術力とソーシャルワイヤーのデジタルPR領域の知見が融合し、新たなプロダクト開発が進むことが期待されます。また、既存顧客へのクロスセル促進や共同マーケティングによるシナジー効果が見込まれています。中長期的には、マーケティングファネルの「認知」領域における新たなソリューションを獲得し、総合的なワンプラットフォーム構築を目指します。
ジーニー代表取締役社長の工藤智昭氏は、「ソーシャルワイヤー様が長年にわたり築いてきたPR、インフルエンサー領域での実績と信頼、そして数々のM&Aによる事業拡大を成功させた企業力に大きな魅力を感じています。ジーニーグループにソーシャルワイヤー様のプロダクトが加わることで、当社が掲げるワンストップでのマーケティング支援という世界にまた一歩近づくことができました」と述べています。