LINEヤフー株式会社、通期決算でPayPayが初めて黒字化

・2024年3月期のLINEヤフー株式会社連結業績、売上増、営業利益減。
・売上収益増はPayPayなどの成長や子会社化によるもの。
・2025年3月期は売上増や投資、資本効率改善予定。

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LINEヤフー株式会社、通期決算でPayPayが初めて黒字化

LINEヤフー株式会社が8日に発表した2024年3月期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上収益1兆8146億6300万円(前年同期比8.5%)、営業利益2081億9100万円(▲33.8%)、税引前利益1816億2100万円(▲22.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益1131億9900万円(▲36.7%)となりました。

営業利益では減益となっていますが、同社によれば、PayPayの連結化に伴うもので、調整後EBITDAベースでは前期の3326億円から4149億円と拡大しています。

売上収益は、PayPay株式会社の連結子会社化やPayPay連結の成長、アスクルグループおよびZOZOグループのコマース事業の増収、アカウント広告の成長によるメディア事業の増収が寄与し、4期連続で過去最高を更新しました。調整後EBITDAは、増収効果やコマース事業を中心としたコスト最適化、戦略事業での事業の選択と集中により、前年同期比24.7%増の4149億円となりました。

セグメント別の業績では、メディア事業の売上収益が前年同期比1.8%増の7076億円、調整後EBITDAが7.0%増の2546億円となりました。コマース事業は売上収益が3.6%増の8215億円、調整後EBITDAが25.0%増の1432億円となりました。戦略事業は、PayPay株式会社の連結子会社化の影響と成長により、売上収益が51.0%増の2899億円、調整後EBITDAが115億円となり、通期で初めて黒字化しました。

メディア事業では、アカウント広告の売上が前年同期比22.3%増加しましたが、検索広告はパートナーサイト面での減収が見られました。コマース事業のeコマース取扱高は、前年同期比2.0%増の4兆1954億円となりました。戦略事業では、PayPay連結取扱高が前年同期比22.2%増の12.5兆円となり、PayPay銀行の貸出金残高も前年同期比16.8%増の7293億円となりました。

今後の見通しとして、2025年3月期は、セキュリティ対策の強化と成長領域への投資を通じて、売上収益1兆9350億円(前年度比6.6%増)、調整後EBITDAは4300億円から4400億円(前年度比3.6%から6.0%増)を見込んでいます。また、資本効率性の改善を目指し、調整後EPSは14.3円から15.3円を予想しています。

《AIbot》

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