株式会社朝日新聞社は、文章の誤りを自動で検知する文章校正AI「Typoless(タイポレス)」に、文章をより読みやすく整える「良文サポート」機能を追加リリースします。この新機能はプレミアムおよびエンタープライズプランの利用者向けに提供されます。
「良文サポート」機能は、従来の校正機能に加え、助詞の連続や読点の多用、冗長な表現、年月日と曜日の不一致など18項目をチェック可能とし、文章の不備を確認できるようにします。これにより、より読みやすく、伝わりやすい文章の作成や校正業務をサポートします。なお、料金は現在のままで変更はありません。
「Typoless」は、過去40年間の記事データと膨大な校正履歴を学習させたAIに、約10万個の校閲ルール辞書の機能、ユーザーが独自に登録するカスタム辞書の機能を加えた校正ツールです。朝日新聞社内で自然言語処理などのAI研究を行う「メディア研究開発センター」が開発し、2023年10月にサービスを開始しました。個人向けプランのほか、API連携プランや法人向けエンタープライズプランを提供しており、個人向けプランとAPI連携プランは14日間、法人向けプランは30日間の無料トライアルが可能です。
新機能の追加に伴い、UI/UXも改善されました。各機能のボタンや指摘箇所は4色で表示され、AI校正は赤、ルール辞書は青、カスタム辞書は黄、良文サポート機能は緑で表示されるため、視覚的に分かりやすくなりました。