朝日新聞社は、同社が開発したAI校正ツール「Typoless(タイポレス)」が、Google Docsのアドオンとして利用できるようになったことを発表しました。Microsoft Wordに加え、Google DocsでもTypolessが使用可能となり、より効率的な文書作成が実現します。
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Typolessは、朝日新聞の膨大な記事データと校正履歴を学習させたAIに、約10万個の校閲ルール辞書の機能、ユーザーが独自に登録するカスタム辞書を加えた校正ツールです。文章を読みやすく整える「良文サポート」、炎上リスクチェッカーなどの便利な機能も搭載しています。
また、新機能として、AI校正の精度を高める「スマートフィルター」が追加されました。この機能をオンにすると、AI校正による指摘ミスや違和感のある指摘が大幅に削減され、より快適な校正作業が可能になります。
法人向けプランでは、新たに年払いが導入され、通常料金から15%引きの割引が適用されます。また、個人契約において無料トライアル中のプラン変更が可能となりました。
Typolessの利用料金は、個人向けの3プラン(スタンダード、プレミアム、プレミアム+Plus)と法人向けの2プラン(エンタープライズ、エンタープライズ+Plus)、およびAPI連携プランが提供されています。Google Docs機能が追加されたことによる料金の変更はありません。
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朝日新聞社は、Typolessの機能・サービスのさらなる向上に取り組み、文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現に起因するブランド毀損や炎上などのリスクマネジメントに貢献していく方針です。