一般財団法人デジタルコンテンツ協会は9月1日、「デジタルコンテンツ白書2024」を発刊しました。本白書は、国内のコンテンツ産業の市場規模や最新動向を詳細に分析した年次報告書です。
2023年のコンテンツ産業の市場規模は13兆3,597億円(前年比102.3%)と、2年連続で過去最高を更新しました。
コンテンツ区分別では、動画が4兆2,318億円(前年比99.0%)、静止画・テキストが2兆8,628億円(同98.5%)、複合型が2兆6,870億円(同108.3%)、ゲームが2兆1,969億円(同100.8%)、音楽・音声が1兆3,811億円(同113.2%)。複合型とゲーム、音楽・音声区分が前年から増加しました。

メディア区別だと特にネットワーク分野が5兆5,583億円(前年比105.8%)と5兆5,000億円を超え、コンテンツ市場全体の4割以上を占める最大規模となりました。

デジタルコンテンツ市場に限ると、10兆3,270億円(前年比102.6%)とコンテンツ産業全体の77.3%を占めるまでに成長しています。デジタル化の進展により、コンテンツ産業全体に占めるデジタルコンテンツの割合は年々拡大しています。
今回の白書では「コンテンツ制作におけるAI活用の実際」を特集テーマとして取り上げています。AIを活用したコンテンツ制作に関する著作権法上の留意点や、大規模言語モデルがもたらす可能性などについて、専門家の見解を交えて紹介しています。
また、マンガ、アニメーション、映画、音楽、ゲーム、ライブエンターテインメントなど各コンテンツ分野の動向や、モバイルコンテンツサービス、放送、新聞、出版などのメディア別動向、さらにアメリカ、中国、韓国の海外動向についても詳細なレポートを掲載しています。
「デジタルコンテンツ白書2024」は、A4変型172ページで、定価は22,000円(税込)。デジタルコンテンツ協会のWebサイトや全国の書店で購入できます。