株式会社ローソンエンタテインメントは、ブロードメディア株式会社が運営するエンタメ情報サイト「クランクイン!」および「クランクイン!トレンド」の運営事業を譲り受けることを2024年9月26日に決議したと発表しました。
ローソンエンタテインメントは、ローソングループの一員として、音楽・スポーツ・演劇・映画などのチケット事業「ローソンチケット」、エンタメ物販事業「HMV&BOOKS」、旅行事業「ローソントラベル」などを展開しています。また、関係会社を通じて映画事業やエンタメエージェンシー事業も手がけており、多角的なエンタテインメントサービスを提供しています。
今回の事業譲受により、ローソンエンタテインメントは「クランクイン!」「クランクイン!トレンド」を通じて、最新のエンタメ情報を提供していく方針です。同社は、これらのサイトを通じてユーザーの「行きたい」「欲しい」といったニーズを捉え、自社の商品やサービスとの連携を強化することで、より魅力的なエンタテインメント体験を提供することを目指しています。
この動きは、ローソンエンタテインメントがエンタメ総合企業としての地位を強化する戦略の一環と見られます。同社は、様々なエンタテインメントへのタッチポイントやサービスを提供することで、顧客満足度の向上を図り、支持される企業を目指すとしています。
エンタメ領域のメディアの再編が進んでいるようです。先月末にはCiatrがエボイスに売却、同じく10月1日にはCINRAがWOWOWコミュニケーションズに売却された事が明らかにされています。いずれもメディア企業ではない受け手であり、メディアの単体のビジネスとしての難しさを示すと同時に、多くのユーザーにリーチし組み合わせによっては依然として強力な価値を持っている事を示しているように思います。