株式会社CINRA(本社:東京都千代田区)は、2024年10月1日付でWOWOWコミュケーションズに全株式を譲渡し、加藤修吾氏が新たに代表取締役社長に就任することを発表しました。これまで代表を務めていた杉浦太一氏は取締役会長に就任し、新体制をサポートしていくとのこと。
加藤氏は2018年12月にCINRAに入社し、事業部長としてストーリーブランディングのサービス化や社内組織改革を推進。2022年1月に取締役に就任し、今回の代表就任に至りました。
新代表の加藤氏は就任にあたり、「創業から20期を迎える現在に至るまで、CINRAには多くの方が関わってくださいました。その方々が寄せてくださった期待や思いを裏切ることがないよう、CINRAを力強く成長させていきたい」とコメントしています。
また、「一人ひとりの情熱や思いが、届けたい相手に適切な形で届いて、健全な対話が生まれる社会を作る」というビジョンを掲げ、メディアとしての役割を果たしていく決意を示しました。
一方、取締役会長に就任した杉浦氏は「これからのCINRAをより魅力的で偉大な企業にしていくために、ここで代表をバトンタッチすることがよい選択だと考えました」と、新体制への期待を語っています。
なお、同日付でCINRAは株式会社WOWOWコミュニケーションズ(本社:神奈川県横浜市)へ全株式を譲渡したことも併せて発表しました。この経営体制の変更とM&Aにより、CINRAは新たな成長フェーズに入ることになります。
創業以来、様々な事業を立ち上げ多角化してきたCINRAですが、2020年前後からは「ONE CINRA」としてブランドや事業を統合し、個人と組織の成長を最大化する経営にシフトしてきました。今回の代表交代と株式譲渡を機に、さらなる企業価値の向上と事業拡大が期待されます。
メディア業界の再編が進む中、CINRAの新体制がどのような成果を上げていくのか、今後の動向に注目が集まります。