株式会社ピクルスが提供する診断作成ツール「ヨミトル」が、岐阜新聞社の受託事業に導入されたことが明らかになりました。今回発表された診断コンテンツは、岐阜県が主催する「ぎふ共家事・共育キャンペーン」の一環として作成されたものです。
キャンペーンは、ワーク・ライフ・バランスの推進をテーマに、仕事と家庭を両立できる職場環境づくりを企業に働きかけるとともに、家庭内での家事や育児の役割分担を呼びかけることを目的としています。診断ツールは「共家事・共育チェックシート」と名付けられ、家庭における家事・育児の役割分担を可視化し、各家庭の現状を踏まえたタイプ診断を提供する仕様です。

診断は、家事編(10問)と家事+育児編(20問)の2種類が用意されました。岐阜新聞社の担当者によると、当初は地元のWeb制作会社に依頼することを検討したものの、予算と機能面で条件を満たすことが困難だったため、クラウド型ツールを探索した結果、「ヨミトル」の採用に至ったとのことです。
「ヨミトル」の選定理由として、導入実績や大手企業での採用実績、セキュリティへの取り組み、診断ロジック、費用面、カスタマーサポート体制などが挙げられています。
導入した結果として、50代の担当者1名でも簡単に操作でき、短期間で診断ツールを作成できたことが評価されています。また、オンラインでのサポートにより、機能を十分に活用できたと振り返っています。公開後は、利用者からも高評価を得ているとのことです。

岐阜新聞社の担当者は、「診断コンテンツの作成は自治体事業では珍しく、今回がモデルケースになるのではないか」と述べ、今後も官民問わず本事例を紹介しながら提案活動を行っていく意向を示しています。
インターネット上の情報量が増加する中、診断コンテンツにより参加型の要素を加えると、利用者が内容を自分事として捉えやすくなる効果が期待できます。マーケティングソリューションとしても多くの企業が「ヨミトル」を導入しており、今後も活用の幅が広がっていきそうです。