博報堂、国内の成長鈍化、海外も構造改革費用の計上を迫られる【メディア企業徹底考察 #213】

・博報堂の営業利益は2025年3月期に375億円予想も株価低迷中
・国内広告市場は拡大する中、博報堂の成長率はわずか3%
・デジタル領域の強化策はあるも、実績が伴わず株価への影響は限定的

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博報堂、国内の成長鈍化、海外も構造改革費用の計上を迫られる【メディア企業徹底考察 #213】
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株式会社博報堂DYホールディングスの株価が冴えません。

2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の営業利益は前期比9.6%増の375億円でした。2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の営業利益は同6.4%増の400億円を予想しています。しかし、決算発表後の2025年5月28日時点のPERは21.0倍。一方で、株式会社電通グループは2024年12月期(2024年1月1日~2025年12月31日)に1,249億円の営業損失を出したものの、PERは80.9倍と高水準をキープしています。

博報堂は経営計画で掲げているデジタルマーケティング領域のシェア拡大が遅れており、株価が低迷している要因の一つになっているようにも見えます。

国内事業の売上成長率はわずか3%


《不破聡》

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