グランピング施設特化型予約サイト運営のブッキングリゾートが新規上場、既存OTAとの違いに注目【メディア企業徹底考察 #198】

・ブッキングリゾートが新規上場、予約サイト運営
・グランピング特化のコンサル支援が強み
・業務拡大で組織運営に不安要素あり

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グランピング施設特化型予約サイト運営のブッキングリゾートが新規上場、既存OTAとの違いに注目【メディア企業徹底考察 #198】
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グランピングやペットと泊まれる施設に特化した予約サイトを運営する株式会社ブッキングリゾートが1月17日に上場承認され、2月21日にグロース市場に新規上場しました。

業績は堅調そのもので、2024年4月まで4期連続の黒字。2024年11月末時点で掲載する施設数は345で、国内のペット宿は約2,000軒、グランピング施設は350軒程度と言われており、拡大余地は十分にあります。

この会社の一番の特徴は集客支援や施設運営支援などのコンサルティングサービスを提供していること。しかも、その分の費用は予約サイトの成果報酬型の料金体系内に含まれます。そこが楽天トラベルなどの既存OTAと大きく異なる点です。これは強みである一方、中長期的には弱点になる可能性もあるでしょう。

集客から仕入先の選定・事業計画の策定まで徹底サポート

ブッキングリゾートの親会社はエス・エヌ・ホールディングス有限会社。エス・エヌ・ホールディングスの子会社に株式会社にしがきがあります。にしがきは京都エリアを中心に展開する食品スーパーマーケット「にしがき」や、「シーサイドテラス千葉鴨川」、「グランドーム千葉富津」などのリゾート施設を運営している会社。


《不破聡》

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