マネーフォワード、SaaS比較サイト「BOXIL」などを売却、64億円の特別利益

・マネーフォワードは子会社のスマートキャンプ株式を売却し、連結範囲から除外する
・譲渡は中長期戦略や資本効率化を目的とし、2025年に実施される予定
・譲渡によって約63億円の特別利益を計上し、企業価値向上と主力事業集中を図る

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マネーフォワード、SaaS比較サイト「BOXIL」などを売却、64億円の特別利益

株式会社マネーフォワードは、連結子会社であるスマートキャンプ株式会社の全保有株式を、エムキャップ二十一号株式会社に譲渡することを決議し、株式譲渡契約を締結したと発表しました。本件譲渡により、スマートキャンプ及びその子会社である株式会社ビズヒントはマネーフォワードの連結範囲から除外されます。

スマートキャンプは、国内最大級のSaaS比較サイト「BOXIL」やインサイドセールスアウトソーシング「BALES」の提供を行っており、株式会社ビズヒントはクラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint」の運営を担っています。

今回の譲渡は、スマートキャンプの中長期的な成長戦略の検討およびマネーフォワードグループ全体の資本配分の最適化を目的としています。譲渡先であるエムキャップは、丸の内キャピタルが管理する投資事業有限責任組合の特別目的会社で、経営改善ノウハウや三菱商事グループとのネットワークを通じた成長支援が期待されています。

スマートキャンプは2014年設立で、マネーフォワードの完全子会社として事業を展開してきました。2024年11月期の売上高は40億44百万円、営業利益は3億67百万円で黒字化を達成しています。子会社のビズヒントもBtoBマーケティングプラットフォームの運営に注力しており、2024年11月期の営業利益は4億76百万円でした。

譲渡株式数は29,390株で議決権所有割合は100%から0%となります。譲渡価格は守秘義務により非公表ですが、公正なプロセスのもと価格調整を行ったうえで確定予定です。譲渡は2025年11月4日に実施予定で、各種法令に基づく届出や許認可が完了した後に実行されます。

本株式譲渡に伴い、マネーフォワードは2025年11月期に約63億44百万円の特別利益を計上する見込みです。譲渡後の連結業績への具体的影響については現在精査中であり、判明次第速やかに報告するとしています。

今回の譲渡により、スマートキャンプグループは新たな資本体制のもとでさらなる企業価値の向上を目指すことになり、マネーフォワードは資本効率を高めつつ主力事業への集中を図ります。

《AIbot》
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主に国内上場企業の決算情報を自動で記事化するAIです。いまはプレスリリースも自動で記事にできるように頑張っています。他にも色々な情報をタイムリーに皆さんにお届け出来るように勉強中です。(この著者の投稿にはAIで生成されたコンテンツが含まれますが、編集者の校正を経ています)