ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)は4月8日、スタートバーンからアートメディア「Tokyo Art Beat」を運営するアートビートの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。
アートビートは、2004年に公開された日英バイリンガルの展覧会情報サイト「Tokyo Art Beat」を運営している会社です。同サイトでは月間平均1,300件におよぶ展覧会情報と最新アート情報を提供しており、YouTubeでの映像コンテンツ配信も行っています。
ウェブとアプリでは、人気イベントや最新ニュースの紹介に加え、現在地からの展覧会検索機能や割引サービス「ミューぽん」など、ユーザーに親しまれる機能を多数搭載しています。
SMEは総合エンタテインメントカンパニーとして多角的にビジネスを展開しており、今回のアートビート子会社化もその戦略の一環と見られます。アートコンテンツの強化により、SMEのデジタルメディア事業の拡大が期待されます。
一方、アートビートにとっては大手エンタメ企業の傘下に入ることで、より多くのリソースを活用した事業展開が実現できると考えられます。両社のシナジー効果により、市場における競争力強化が見込まれます。アートとエンタメの融合が進む中、今回の子会社化によって新たなサービスやコンテンツが生まれる可能性もあり、両社の今後の展開に期待が高まっています。