東洋経済新報社は6月13日、個人投資家向けの放送局を運営するストックボイスの全株式を取得する契約を締結したと発表しました。7月1日付で株式取得を実行し、完全子会社化する予定です。
ストックボイスは2004年に創業し、2006年から東京証券取引所内の専用スタジオから株情報のライブ動画を配信しています。現在は月間35万UUが視聴する動画配信サービス「STOCKVOICE.TV」をはじめ、TOKYO MXやサンテレビなどで番組を放送しており、多くの個人投資家から厚い信頼を得ています。
東洋経済新報社も『会社四季報』を中心とした個人投資家向け事業を展開しており、これまでもストックボイスと協力関係にありました。今後は、ストックボイスの動画コンテンツでの独自性と、東洋経済新報社の企業・産業分野での取材力などのリソースを融合し、メディアとしてより一層の存在感を発揮していく方針です。
ストックボイスの代表取締役社長には、東洋経済新報社の山本直樹編集局東洋経済編集部長が就任予定です。また、東洋経済新報社のビジネスプロモーション局次長の佐藤朋裕氏がストックボイス取締役に就任する人事も発表されました。
・株式会社ストックボイス 代表取締役社長 倉澤良一のコメント
投資家に必携の『週刊東洋経済』『会社四季報』など、多様なビジネス・マーケット情報を発信している東洋経済新報社さんとともに、新しい挑戦ができることを大変うれしく思っています。今後は同社の取材力やコンテンツなどと、当社の動画配信フィールドを融合させ、投資家に信頼される日本最大のマーケットメディアを目指します。
・株式会社東洋経済新報社 代表取締役社長 山田徹也のコメント
このたびストックボイス社を東洋経済新報社のグループ会社に迎え入れることができ、たいへんうれしく思っています。今後はストックボイス社の潜在力を生かしていくとともに、『会社四季報』や「会社四季報オンライン」など、東洋経済新報社の投資関連コンテンツの発信力を一層強化してまいります。