株式会社電通グループが大苦戦のさなかにあります。
2025年12月期は193億円の最終利益を予想していたものの、660億円もの損失見込みに一転させました。2024年12月期は1922億円もの損失を出していたうえに、3期連続の赤字見通し。苦戦の主要因はアメリカ事業で、人員削減などに必要な構造改革費用とのれんの減損損失が甚大な影響を与えています。
アメリカではデジタル広告を中心に広告代理店を通さないインハウス化が進んでおり、その背景にはAIの浸透があります。日本の未来も暗示するものであるように見えます。