電通3期連続の赤字見通し、デジタル広告はAIで代理店が不要な時代に?【メディア企業徹底考察 #284】

・電通は3期連続赤字で特にアメリカ事業の苦戦と損失増加が原因となっている
・AIの普及によりデジタル広告のインハウス化が進み、代理店不要の時代が到来している
・日本の広告業界も変化し、従来の代理店モデルからデジタル化とコスト削減へシフトしている

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電通3期連続の赤字見通し、デジタル広告はAIで代理店が不要な時代に?【メディア企業徹底考察 #284】
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株式会社電通グループが大苦戦のさなかにあります。

2025年12月期は193億円の最終利益を予想していたものの、660億円もの損失見込みに一転させました。2024年12月期は1922億円もの損失を出していたうえに、3期連続の赤字見通し。苦戦の主要因はアメリカ事業で、人員削減などに必要な構造改革費用とのれんの減損損失が甚大な影響を与えています。

アメリカではデジタル広告を中心に広告代理店を通さないインハウス化が進んでおり、その背景にはAIの浸透があります。日本の未来も暗示するものであるように見えます。

アメリカ事業は為替の影響を除外すると5%近いマイナス成長


《不破聡》

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