米メディア「Axios」が、OpenAIとの3年契約に基づき、新たにローカルニュースレター13本の立ち上げ支援を受けていることが分かりました。OpenAIが市場立ち上げの人件費や技術費用を負担し、Axiosの記者にはエンタープライズ向けAIツールの無料クレジットを提供する一方、Axiosは無料公開している記事をOpenAIのモデル学習に利用させる仕組みです。
契約は2025年1月に公表され、当初はピッツバーグ、カンザスシティ、ボルダー、ハンツビルの4都市から開始しました。2026年にはコロラド、アリゾナ、フロリダ、オハイオ各州で新たに9本のレターを追加し、Axios Localの展開都市は合計43に拡大しました。

OpenAIのグローバル政策担当ヘッド、アダム・コーエン氏は自社の公式ブログで「ジャーナリズムとAIは補完関係にある」と説明しています(OpenAI Global Affairs)。同社によれば、ChatGPT上でのローカルニュース関連プロンプトは週100万件に上り、地域の行事や治安、公共政策のほか、1月の冬季暴風雨「Fern」の際には天候・休校情報への関心が急増したといいます。
背景には米国の地方紙の急減があります。ノースウェスタン大学のLocal News Initiativeの調査では、過去20年で地方紙の約40%が姿を消し、約5000万人のアメリカ人が信頼できる地方ニュースに十分アクセスできない状態にあるとされています。





