日本テレビ放送網、TBSテレビ、フジテレビジョンの3社は、テレビ広告取引基盤「Ad Reach MAXプラットフォーム」(AdRM-PF)の企画・開発・運営を担う新会社を設立し、3社で出資すると発表しました。
新会社名は株式会社アドリーチマックスで、2026年10月の設立、2027年2月の事業開始を予定しています。資本金は1億円、代表取締役社長には日本テレビ営業局総合営業センター担当部長の松本学氏が就任します。
AdRM-PFは日本テレビが開発し、2025年4月にセールスを開始した取引基盤です。地上波テレビ広告にアドテクノロジーを導入し、インプレッションやリーチといったデジタル広告に近い指標を採用することで、オンラインかつプログラマティックな取引を実現してきました。2026年9月時点で取引実績のある広告主・広告会社は約200社に拡大しています。
今回、運営主体を新会社に移すことで、系列や放送局の垣根を越えて参画局を増やし、テレビ業界共通の基盤へと発展させる狙いです。日本テレビの吸収分割によりAdRM-PFの事業を新会社が承継する計画で、実施には2026年11月開催予定の日本テレビ取締役会での承認が前提となります。
TBSテレビは2027年春頃、フジテレビは2028年春頃にAdRM-PFを通じた広告セールスを開始する予定です。日本テレビ系列では2026年10月から読売テレビ、中京テレビが利用を開始しており、2027年3月頃には札幌テレビ、福岡放送も接続を予定しています。新会社では事業開始後、放送局横断での広告在庫活用やデータ蓄積を進め、プランニングからバイイング、効果検証までを一体的に行える環境整備を目指すとしています。

