株式会社毎日新聞社および、ブロックチェーン技術の株式会社Gaudiy、UXやUIの調査設計と研究開発を行うサイフォン合同会社が、ブロックチェーン技術を基盤にしたサービスの研究開発やジャーナリズムへの応用について研究する「毎日新聞Blockchain Lab.(MBL)」を発足させました。

背景には、個がつながり価値を生む社会への対応があります。スマートフォンに代表されるテクノロジーの進化と人々の行動様式の変化する中、「情報の担い手」は、メディアから情報を受け取るだけでなく、自分の趣味・嗜好にあった情報をリアルタイムで収集・配信できるようになっています。特に、SNS(交流サイト)を通じて、鋭い意見を持つ個人やコミュニティに触れることで、人々はより身近で共感するものを信頼する傾向が強まり、つながり合うことで報酬を得る経済圏も生まれ始めています。

一方、第三者を介さずに信頼ある価値取引を可能にするブロックチェーン技術が普及することで、個人が収集・発信する情報の信頼性がさらに高まる社会の到来が予想されます。不特定多数の個人が、自分が信頼・共感したコンテンツを正当に評価して報酬(インセンティブ)を与えあうことが容易になる経済社会を想定するとともに、変わりうるメディア倫理の担保としてブロックチェーン技術がもたらす可能性に期待できます。

MBLは、ブロックチェーン技術に関連した情報収取等のサービスの研究・開発を行うことを目的とし、調査・研究を踏まえた将来的なプロダクト開発を通じて、信頼に基づくジャーナリズムの健全な発展とその先にある公正な社会のバランスに寄与することを目指します。MBL は適宜、賛同企業や団体、個人など社外パートナーと連携を図っていくとのことです。