MIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボと、ハーバード大学の
バークマン・センターが共同で運営しているAIに関する倫理とガバナンスを研究する「The Ethics and Governance of Artificial Intelligence Initiative」が、AIとニュースに関する研究プロジェクトに対して総額75万ドルの支援を行うプロジェクトを推進していて、採択された7つの団体が公表されました。

プロジェクトには500件以上の応募があり、AIによるニュースの自動生成、企画学習によって生成されたフェイクニュースへの対処、などAIによる良い面、負の面の両方に対応するようなプロジェクトが含まれています。

採択された7つのプロジェクトの概要は以下の通りです。

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●Chequeado

アルゼンチンに本拠を置く事実調査組織。アルゴリズムの倫理、及びラテンアメリカのために自動化された意思決定機構について、新しい調査を開始する予定です。

● クレイグニューマーク大学院ジャーナリズム研究科

Sandeep JunnarkarとCUNYのチームは、移民と低所得コミュニティへのこれらの技術の影響を見つつ、一連のニュースを製作することを考慮し、機械学習システムを研究・分析するためのコミュニティメディアジャーナリストを訓練するプログラムを開始する予定です。

● Seattle Times

Seattle Timesは、機械学習と自動化が労働と労働に与える影響に焦点を当てた1年間にわたる報告プロジェクトを実施する予定です。 このプロジェクトは、より広範な技術動向、これらの技術から誰が利益を得ているのか、そしてそれらがどのように配分されているのかという、短期的で実用的な疑問を結び付けることを目指します。

● MuckRock Foundation

MuckRock Foundationは、長年にわたる公的記録要求プラットフォームを利用して、大規模な政府文書破棄の選別の際に生じる課題を解決するため、ニュースルームや研究者を支援する機械学習分類のツールキットを立ち上げることを目指します。

● Legal Robot

Legal Robotは、政府の契約から、構造化データを迅速に抽出するための機械学習を最適化するツールを開発します。この技術は、米国各地から数百万の市、郡、州レベルの契約を必要とする社会・政治・選挙等のキャンペーンと組み合わされます。

● Tattle Civic Technologies

TattleのTarunima Prabhakar氏とDenny George氏は、インドで稼働している事実検証の取り組みをサポートするためのツールの開発を目指します。具体的には、WhatsAppプラットフォームでの誤った情報への対処という課題をターゲットにしています。このツールは、事実検出プロセスで頻繁に必要とされる言語検出や画像マッチングなどのタスクに機械学習を使用して実験します。

● ロチェスター工科大学

マットライトとRIT(ロチェスター工科大学)のチームは、ビデオやオーディオの特定の部分が、機械学習によって生成されたフェイクであるという証拠を特定する際に、研究者や一般の人々を支援する技術を開発しました。これらの技術は今後、野外でメディアを識別し評価することの最前線にいるジャーナリストやメディア検証の専門家とフィールドテストを行います。

プレスリリースでプロジェクトについてさらに詳しく読むことができます。

https://aiethicsinitiative.org/news/2019/3/12/artificial-intelligence-and-the-news-seven-ideas-receive-funding-to-ensure-ai-is-used-in-the-public-interest

また、今後のアップデートは以下のサイトで公開されていく予定です。

https://aiethicsinitiative.org/news