フィナンシャルタイムズ(以下FT)は1日、有料購読者数が過去最高の100万人を超え、目標としていた読者数を突破したと発表しました。

左からFTのJohn Ridding CEO、 日経グループCEO 喜多恒雄、FTのLionel Barber 編集長

FT CEOのJohn Riddingは、「購読モデルを開拓し、デジタル形式のメディアに投資することで、質の高いジャーナリズムが高い成長ビジネスになり得ることを証明しました。私たちは、フェイクニュース、煽情主義、そしてメディアの偏りの中で、独立した権威ある信頼できる報告と分析の、永続的な価値を示すことが出来ました。」と述べています。

FTは、2002年に最初にペイウォール(Webサイトがコンテンツを一部有料化し、対価を支払ったユーザーのみアクセスできるようにすること)を導入しました。それに先立ち、2007年に「有料」アクセスモデルを確立した後、2015年に有料試験に移行しました。紙媒体の紙面は引き続き利益を上げていますが、デジタル購読は今やFTの流通の4分の3以上を占めています。 FTの読者の実に70%が英国外におり、出版物の世界的な広がりを示しています。 

FTグループは、昨年好調な業績を記録したことを示し、営業収益は合計3憶8千3百万ポンド、営業利益は2千5百万ポンドでした。 FTは、2015年に日経に買収されて以来、収益と利益は増加し続けています。

編集者ライオネルバーバーの下で、FTは2018年にその質の高いジャーナリズムとニュースルームの革新により、英国の報道部門の中で、「Newspaper of the Year」と「News Team of the Year」を含む、約50の世界的な賞を受賞しました。 FTはまた、英国のジャーナリズム賞で「News Provider of the Year」を受賞しました。

今月FTは、本社をロンドンのOne Southwark Bridgeから、市の中心部にある歴史的な場所であるBracken Houseに移し、「2019年を131年の出版物業界の歴史の中で、さらなる躍進の年にする」と、述べています。