大日本印刷株式会社とソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は4月、広告主の要望に合わせて最適な広告枠の買付とプランニングを支援するサービス「Logicad(ロジカド)for Publishers」に関するパートナー契約を締結しました。これにより22日、出版社が運営する優良な雑誌のWebサイトを広告枠として提供する「DNP BookAD for Publishers」のサービスを開始しました。

■サービス概要

DNPとSMNは、1月よりDNPのグループ書店であるハイブリッド型総合書店hontoが保有する書誌データや日本最大級の書籍分類、本の通販ストア内のWeb行動データをSMNのAI(人工知能)で分析し、生活者の関心や興味のある情報と、関連する広告を提供するDNP独自の広告配信プラットフォーム「DNP BookAD」を提供しています。

今回、出版社が運営する優良なWebサイトの広告枠を提供して、媒体社側の収益の最大化につなげるプラットフォーム「DNP BookAD for Publishers」のサービスを開始し、「DNP BookAD」と組み合わせ、広告主と広告媒体が限定された特定の広告取引を行う「DNPマーケットプレイス」もあわせて提供することとなりました。

「DNPマーケットプレイス」のイメージ

■開発の背景と「DNPマーケットプレイス」の特長

近年、自社の製品・サービスやブランドイメージと親和性が高い広告枠に、インターネットのターゲティング広告を出稿したいという企業の要望が高まっています。しかし、表示ごとにリアルタイムで広告取引を行うReal-Time Bidding(リアルタイムビッディング)は、広告主が意図しない広告枠に広告表示される可能性もありました。

この課題に対して両社は、出版社などが運営するWebサイトと連携し、広告主の要望に沿った広告枠に広告を配信できるように、広告主と広告媒体が特定の広告取引が行える「DNPマーケットプレイス」を構築。これにより広告主が望む広告枠で、製品・サービスの広告宣伝やブランドイメージの向上などを図ることが可能となります。またWebサイトを運営する出版社なども、表示単価を固定して広告枠を提供できるため、自社の広告収益の最大化を図ることができます

■今後の展開

DNPとSMNは、「DNPマーケットプレイス」を通じて出版社メディアの広告収益の向上を支援するとともに、広告主には広告効果の向上とデジタルマーケティングの最適化を行っていきます。また、読者など出版社メディアの利用者には、コンテンツの閲覧時に親和性の高い商品・サービスの広告をタイムリーに表示します

今後は出版社だけでなく、広告価値の高い媒体を持つ企業や取引実績のない広告枠を拡充していき、2021年度までに20社のサービス導入を目指すとしています。