株式会社サイバーエージェントが、動画広告に特化した同社の研究機関であるオンラインビデオ総研において、株式会社デジタルインファクトと共同で国内動画広告の市場動向調査を実施し、その結果を発表しました。 本調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し、市場規模予測を算出しています。

動画広告市場は高水準で成長

ユーザーによるオンライン動画視聴の普及が進む中、良質な動画コンテンツの提供が広がるとともに動画広告も広く受け入れられるようになり、企業による動画広告の利用は一般的な手法として定着しています。

その結果、より一層、安心・安全な動画広告の出稿環境の整備を求める広告主の要望が高まり、その配慮がなされた動画広告商品の需要が大きく増加しています。

動画広告市場は昨年比141%、2,592億円の見通し、2023年には5,065億円に達すると予測

2019年は動画広告の需要が大きく増加し、動画広告市場は昨年対比141%の2,592億円に達する見通し。2020年には3,289億円、2023年には5,065億円に達すると予測されます。

また、モバイル動画広告需要は昨年対比147%の2,296億円にのぼり、動画広告需要全体の89%を占める見込みで、今後もスマートフォン動画広告が動画広告需要全体の成長をけん引すると予測されるとのことです。

フォーマットはインストリーム・インフィードの需要が大きく増加

2019年の特徴として、尺の短いフォーマットの利用が定着し、縦型フォーマットなど媒体の特性に合わせたフォーマットの利用が進んでいます。また、大型スポーツイベントに合わせたライブ配信とタイアップした動画広告など、動画広告を活用したコミュニケーションも。ゲームやコミックなどのアプリケーションでも有力なゲームアプリでの導入が進み、ユーザーに広く受け入れられていることから動画広告の需要が増加しています。

今後の課題と展望

5Gの普及、通信速度の高速化により、ユーザーのスマートフォンを中心とするインターネットコンテンツの視聴は動画中心へとシフトすると予想されます。それに伴い、新しい動画媒体や動画広告フォーマットの普及も見込まれ、広告主における動画広告を活用したプロモーション活動の選択肢がさらに広がると期待できます。

安心・安全を前提とした適切な場所や適切なユーザーへの広告配信のほか、横断的かつ一元的な効果計測のニーズもますます高まっており、同社はこれらの取り組みを業界全体で進めることで、動画広告市場のさらに高い水準の成長を目指すとしています。

■ 調査概要
調査主体:株式会社サイバーエージェント
調査時期:2019年9月~2019 年11 月
調査方法:動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
調査対象:動画広告市場
調査機関:株式会社 デジタルインファクト