コンデナスト、保証型のプログラマティック広告が2年で約2倍に成長

「Vogue」「GQ」「Vanity Fair」「The New Yorker」など様々なブランドメディアを展開するコンデナストが、「プログラマティックギャランティード」(プログラマティック保証型取引)の手法で収益を伸ばしていると、Google Ad Managerのブログが伝えています

世界的なプレミアムパブリッシャーであるコンデナスト

プログラマティックギャランティードはパブリッシャーのプレミアム在庫へプログラマティックの手法でアクセスすることを許すもので、広告主は特定の媒体の、特定の枠を、金額と配信ボリュームが事前に決まった状態で買い付ける事が出来ます。これまでの純広告のような形態に近いですが、プログラマティックに実現できること、一般的にパブリッシャーのファーストパーティデータを活用したターゲティングが可能な事がメリットとなります。

同社のAd Operations&Monetization Strategyの責任者であるRachael Savage氏によれば、過去2年間で同社のプログラマティックギャランティードの発注は41%増加し、売上は93%も増加したそうです。

コンデナストでは純広告として取り扱っている全てのフォーマットをプログラマティックギャランティードで開放していて、様々なフォーマットを掛け合わせて活用されているそうです。「2019年のキャンペーンの半数以上がディスプレイ、ビデオ、ジャックなど3つ以上のフォーマットで同時に展開されました」とSavage氏は述べています。

Spireと呼ばれる同社の顧客データプラットフォームにアクセスできるのも大きなメリットです。8億人以上のユーザーや、膨大な会員などファーストパーティの行動データを一元化し、広告主が価値の高いオーディエンスにリーチできるサポートをします。ビデオ広告では、Spireのデータを活用することでビデオ広告の視聴完了数が20%以上も向上するという結果が見られるとのこと(30秒以上のビデオの場合)。

プログラマティックギャランティードの導入に当たっては、広告販売チームと、運用チームの陣容を増やし、トレーニングを行ったそうです。また、クライアントの教育にも力を入れたそうです。その結果は、コンデナストと広告主の双方に、予約型広告プロセスの合理化という形で成果をもたらしているとのこと。

さらに、プログラマティックギャランティードによって、プログラマティックに注力する広告主をクライアントとして獲得する事に繋がり、これまでオフラインでの取引だったクライアントがデジタル戦略を拡充する際に良きパートナーとして加わる事が出来るようになったとのことです。

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デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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