韓国発「ピッコマ」が漫画アプリで首位に、その背景とは? 日本企業の課題は?

韓国のネット企業、KAKAOが展開するコミックアップ「ピッコマ」が日本のコミックアプリのランキングで1位を獲得しました。漫画王国日本での快挙に韓国のネットは大きく盛り上がったそうです。

毎週実施しているライブ番組「Media Innovation Live」にて「韓国の大手ネット企業・KAKAOが日本のコミックアプリで1位に」と題して、出版業界に造形の深い、株式会社コンテンツジャパン代表の堀鉄彦氏が、激変したコミックアプリの状況や今後の日本企業の課題などについて説明しました。(聞き手: 株式会社メディアインキュベート 浜崎正己代表)

会員の方にはライブ番組の主な内容をテキストでもお届けします。(動画の内容をそのまま書き起こしたものではありません)

7月にLINEをしりぞけランキング首位に

───韓国のマンガアプリが日本でシェアを伸ばしているとのことです。

堀: 調査会社AppAnnieの、アプリ売上ランキング「電子書籍カテゴリー」でこの7月に『LINEマンガ』を抑え『ピッコマ』が1位になったんです。8月も9月も首位を守り、LINEマンガとの差は広がる傾向にあります。

AppAnnie社は、アプリに関する市場データと分析ツールを提供している会社で、この分野では世界で最も広く利用されています。アプリ関係のランキングはここのデータが引用されることが多いんです。今年の6月まではLINEマンガが連続して1位を続けていました。

LINEマンガには出版社の協力で日本のコミックが揃っていて、これまで順調に売り上げを伸ばしてきました。また、日本人の8割がLINEを使っていて、プロモーションも強力だと思います。そういった中で、LINEマンガが他のアプリに負けるというのは、とても想像しがたい事態です。

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───韓国コミックといってもあまり馴染みがないですが。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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