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メディアもD2Cを目指すべき、フラクタ河野CEO・・・メディア業界2021年の展望(17)

新型コロナウイルスによって平時と全く異なる一年となった2020年。みなさんにとってはいかがだったでしょうか? そして2021年に向けてどのような事を取り組んでいくのでしょうか? 今年もMedia Innovationで大変お世話になった皆様に今年の振り返りと来年への展望をお聞きました。「メディア業界2021年の展望」全ての記事を読む。

ブランディングエージェンシー・フラクタを率い、様々な企業のD2C(Direct to Cosumer)事業を支援しながら、いま注目のコマースプラットフォーム「Shopify」のエヴァンジェリストも務める河野氏。今年も「Media Innovation Academy Online #7 いまこそビジネスのデジタルネイティブ化を実現する!D2Cの志士達が語る方法論」などに出演いただきました。河野氏はメディアもD2Cになるべきだと説きます。

河野 貴伸
株式会社フラクタ 代表取締役
1982年生まれ。東京の下町生まれ、下町育ち。2000年からフリーランスのCGデザイナー、作曲家、webデザイナーとして活動。美容室やアパレルを専門にWebデザイン・ロゴ・パンフレットなどの制作を手がける。 「日本のブランド価値の総量を増やす」をミッションに、ブランドビジネス全体への支援活動及びコマース業界全体の発展とShopifyの普及をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。

2020年はメディア業界にとってどのような年だったでしょうか?

哲学的ではありますが、あらためて「存在理由」を問われた年だったのではないでしょうか。

いままでメディア・・・特にデジタルメディアという言葉はなんとなくふんわりとしていた側面もあったのかなと思うのですが、2020年は人々にとって、デジタルメディアはあらためて「不要不急では決してない」ということが認識されたと思っています。

情報を正しく伝えることはもちろん、人間が発信し、人間味をもって伝える。世界が物理的に断絶された中で、あらためてメディアができることが顕在化したと感じます。特にECの世界においては、かつてメディアECという存在が語られていましたが、もはやその垣根を超えて有機的に結合する意味が求められてきたと思っています。

これからのメディアに求められること、直面する課題はどういったことでしょうか?

メディア自体のD2C化が進んでいくのではないかと思っています。

いままではどうしても広告を売ることがメディアにとっては必要不可欠な側面があり、そのためにはPVやUUなど「マス」を意識しなければならなかったと思います。しかし、趣味嗜好が多様化し、急速なオンライン化によって、リアルとバーチャルすらも二分化していく中で、「マス」をとることは非常に困難となりました。そんな中で求められていくのは、お金を払ってでも見たい、読みたい、感じたい尖ったメディアだと思います。

サブスクリプションでメディアを見放題、というものではなく、一連の体験を提供してくれる、五感を刺激してくれる体験を提供してくれる「メディア」の会員になる、仲間になる・・・そのためにはお金を定期的に払っても損した気持ちにはならない。そんな存在が求められていくのではないでしょうか?

2021年に取り組みたいと考えていることはどういったことでしょうか?

2021年は私自身もメディアになりたいと思っています。

動画や音声メディア、ポッドキャストや文章・・・物理的断絶が行われた時、自分自身をメディアにすることで、日本中の人たちと距離を超えて繋がれる可能性を感じました。

さらに、今私が来年もっとも力を入れたいのは「台本のないライブメディア」です。台本のない状態で様々なトークをする中で、予測不可能な流れや感動を追求していく。これこそ、小規模なメディア。自分自身がメディアだからこそできることだと思っています。

メディアのD2C化。それを体現していきたい。それが私の2021年の目標です。

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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