メディアのファーストパーティデータ活用で子育て業界にDXを・・・特集「After Cookie~メディアと広告の未来像」

Media Innovationの2021年1月特集は「After Cookie~メディアと広告の未来像」と題して、プライバシー重視の高まりや、サードパーティクッキー廃止の技術的な制約の中で、メディアにおける広告やデータ活用がどのように変化していき、どのようなスタンスで望んでいけば良いかキーパーソンへの取材で探っていきます。

コズレは2013年創業。子育てナレッジシェアメディア「コズレ」(cCozre)を運営しています。サイトにアクセスすると、一見記事型メディアのように見えますが、その背景には自社で構築した子育てCDPを軸とした徹底したデータ活用があるそうです。中核となるのは会員IDで、親と子供の月齢データを持ち、それに応じたコンテンツの配信や、集まってくるデータをメディア運営や広告に活用する事で大きな成果を挙げているといいます。

プライバシー規制やサードパーティクッキー廃止などでデータ活用が曲がり角にある中で、ファーストパーティデータを活用したメディア展開は多くのパブリッシャーにとって参考になるのではないでしょうか。同社創業者で代表取締役を務める田中穣二郎氏と、取締役サービス開発本部長の小川正樹氏にお話を伺いました。

代表取締役 田中穣二郎氏
2001年三和銀行(現三菱UFJ銀行)入行。関連証券会社にてIPO支援を経験。2005年リクルートに入社。人材領域にて営業・商品開発に従事。2011年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)入学。仏Essec Business Schoolへ派遣留学。卒業後、エス・エム・エスに入社。医療(病院)コンサルティング事業の新規立ち上げを経て、株式会社トウキョウアイト(現株式会社コズレ)を設立。2016年より代表取締役。
取締役 サービス開発本部長 小川正樹氏
2001年NECネクサソリューションズに入社。SEとして経験を積んだのち、スタートアップに参画。2011年ヤフーに入社。YIショッピング、YIトラベルの変革プロジェクトを経てEC領域プロダクト責任者に就任。2017年リクルートホールディングスでFinTech事業を立ち上げ、2018年ベクトルのデジタル事業室長。2019年10月株式会社コズレに参画。

子育てのいまに最適な情報を届けるためにデータを活用

―――改めてコズレについて教えてください

田中:コズレはミッションとして「子育ての喜びをもっと大きくすること」を掲げている会社です。裏を返せば今のところ、子育ては大変、という方が勝っていると考えています。子供が成長していくほど、親は色々な壁にぶつかります。悩みは流動的なうえに、親個人が担わなくてはいけません。そこでコズレでは、親の立場にフォーカスし、データを踏まえて、悩みやニーズに応じたコンテンツを提供しています。ニーズに最適なコンテンツを発信できれば、親が悩みに押しつぶされずに子供の成長を楽しみ、余裕をもった育児につながると考えています。

―――データの活用に注力していると聞きました。いつ頃から取り組まれているのでしょうか?

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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