フェイクニュースを追跡するジャーナリズム企業NewsGuardは、年間1,550億ドルに上る世界のプログラマティック広告市場において、およそ26億ドルもの広告費がフェイクニュース掲載サイトに支払われている可能性を指摘しました。この額は、調査対象7,500サイトへの広告費支払いのうち1.68%がフェイクニュース掲載サイトに渡っているという推定をもとに算出した形です。
同社は、自動で広告枠の割り当てを行うプログラマティック広告の性質上、広告主が意図的にフェイクニュースを支援しているわけではないことを強調しつつ、それを自動判別することは困難であることを述べています。それを踏まえ、フェイクニュースを見抜く訓練を受けたジャーナリストによる検知が、最も効果的な対策であると主張しています。