「メディア×DX支援」ADDIXがピークスを子会社化、両社長に聞く

DX実行支援のADDIXがピークスの買収を完了しました。ピークスは枻出版社の主力事業を引き継いだ会社で、2019年12月にドリームインキュベータが子会社化していましたが、そこから約1年でのADDIXの傘下入りとなりました。 ピークスは登山、キャンプ、ゴルフ、釣り、サーフ…

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DX実行支援のADDIXピークスの買収を完了しました。ピークスは枻出版社の主力事業を引き継いだ会社で、2019年12月にドリームインキュベータが子会社化していましたが、そこから約1年でのADDIXの傘下入りとなりました。

ピークスは登山、キャンプ、ゴルフ、釣り、サーフィン、身体作りなど趣味の領域のメディアを多数手掛け、これらのメディアIPを起点に、企業や自治体、生活者(ファン)とともに、ライフスタイルのフィールドに新しい接点をつくる「ファンマーケティング」を提供してきました。

一方のADDIXはデジタルマーケティングを祖業として、現在ではマーケティング領域のみならず、事業の新規開発や既存サービス・事業のグロースを支援する「DX実行支援企業」として成長してきました。ADDIXの持つ事業推進スキルと、ピークスのファンマーケティングのノウハウが融合される事でどのような未来を描いていくのか、ADDIX代表取締役CEOの酒井大輔氏と、ピークス代表取締役社長兼CEOの白土学氏に聞きました。

既に協業はスタート メディアとDX支援の連携とは

―――ADDIX のことを教えてください。

酒井: 2008年創業の企業です。その頃は、デジタルの⽣活への浸透は今ほど⼤きくはなく、マーケティングを中⼼にデジタルで顧客との関係を構築することを始めようとする時代でした。国内外のファッションブランドのデジタルマーケティング⽀援を中⼼に⾏っていた ADDIX にとってデジタルマーケティングはドメインの⼀つとなり、実⾏⼒の基盤です。

また初期より、企業のデジタルマーケティング以外の領域にも携わっており、出版社が始めようとしていたデジタルビジネスの⽴ち上げを共に⾏い、現在も⽀援に携わっております。マーケティングを含めたデジタル領域での事業展開を時代と共に広げてきました。

その後、顧客の⽣活の中で、デジタルが当たり前のこととなり、企業のビジネスとそのビジネスを利⽤する顧客とを繋ぐプラットフォームの構築などを⼿掛けるようになりました。現在は電⼒やガスなど⽣活インフラ企業、⾦融機関などの顧客会員組織のプラットフォームの構築~運営を任されております。

ADDIX は、“Enjoy Digital Co-evolution”というミッションを掲げる、企業と共に成⻑していこうというDX(デジタルトランスフォーメーション)実⾏⽀援企業です。創業当初から今も、デジタルという⽴ち位置は変わりませんし、ビジネスオーナーに伴⾛しながらビジネスの成⻑を⽀えるというスタイルも変わっておりません。そこはこれからも変わりません。

―――ピークスについて教えてください。

白土: ピークスは“Design the Good Life”をビジョンに、⽣活者のみならず企業やブランド、地域の皆様と⼀緒に、豊かで持続可能な社会を⽬指している会社です。

例えば、登⼭/キャンプ・ゴルフ・釣り・サーフィン・⾝体づくりといった趣味のあるライフスタイルを楽しむファン(⽣活者)に向けて、メディア運営やデジタルコンテンツ発信、商品開発、EC、サブスクリプションサービス等の B2C 事業を展開しています。具体的には、趣味をさらに楽しんでいただけるような素敵なモノ・コトが毎⽉届くサブスク「FUN BOX」や E C ショップ「GOOD LIFE GOODS」、趣味⼈の新たなチャレンジを応援する YouTube イベント「FUNQ フェスオンライン 2021 winter Supported by Volkswagen」など、多様に変化し続ける⽣活者に合わせた形で、“趣味のある豊かな⼈⽣(=Good Life)”を全⽅位からご提案しています。

またそのノウハウやアセットを活かし、企業やブランドが抱えるマーケティング課題に対して、ファンマーケティング⽀援やコミュニケーションプランニング及びコンテンツプロデュース、趣味のファンデータ利活⽤等の⽴体的なソリューションを B2B 事業としてご提供しています。

このような事業展開をする中で、私たちが提案し続けている趣味やライフスタイルにおいてフィールド(地域)は無くてはならないものであり、フィールドの活性が社会全体の豊かさにつながっていくと考えております。そのため地域との連携や社会課題へ取り組みを、事業活動を⾏っていく上での重点とし、地域ブランディングやファンづくり、地域の⾼付加価値⽀援、観光コンテンツの磨き上げ等や、フードロス削減、多拠点⽣活推進における働き改⾰といった社会課題への取り組みも積極的に⾏っています。

―――なぜピークスの株式を取得したのですか?


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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