メディアの収益化を加速させるプラットフォーム 「Piano」最新アップデート【Media Growth Summit 2022】

Media Innovationでは、世界中のパブリッシャーを支援する株式会社Piano JAPANとの共催で、5月29日にメディアのグロースをテーマにしたオンラインイベント「Media Growth Summit 2022」を開催しました。Piano JAPAN株式会社代表取締役社長の塩谷亮氏は、メディアの収益…

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Media Innovationでは、世界中のパブリッシャーを支援する株式会社Piano JAPANとの共催で、5月29日にメディアのグロースをテーマにしたオンラインイベント「Media Growth Summit 2022」を開催しました。Piano JAPAN株式会社代表取締役社長の塩谷亮氏は、メディアの収益化を加速させるプラットフォーム である『Piano』の最新アップデートについて紹介しました。

Piano JAPAN株式会社は、世界17カ所に拠点を有し1000社以上にデジタルビジネスプラットフォームを提供するPianoの日本法人として、デジタルプラットフォームの提供とコンサルティングを行っています。今年2月には、Social Flow(本社:ニューヨーク)を買収し、SNSでのコンテンツ配信最適化や各SNSの統合配信管理を強化しました。Piano JAPANは7つのツールからなる顧客獲得から収益化に至るカスタマージャーニー全体をサポートするデータ分析・収益化プラットフォームであり、集客の効率化・広告収益向上・サブスク加速といった目的に応じたソリューションを提供しています。

Pianoのサービス概要

塩谷氏はPianoのサービス概要について説明した後、「Piano Social Flow」と「Piano Composer Insight」のデモンストレーションを行いました。Piano Social Flowでは、ソーシャルアカウントの統合管理が可能になり、個々のメンバーに必要な権限を割り振るためパスワード漏洩のリスクも低減されます。また、SNS投稿の最適化も可能となるので、最適化されたタイミングでの自動投稿により、SNS投稿の反響を最大化できます。手動投稿も、Piano Social Flow上で投稿するSNSや投稿タイミングの指定が可能になり、レポートにおいても、複数のSNSを統合した形で閲覧できます。

Piano Social Flowのサービス概要

「Piano Composer Insight」では、サブスクビジネスに特化した分析プラットフォームです。Piano Composer Insightでは過去のデータから、サブスクの需要が高いタイミングや異常な行動が検知された際にアラートされることで、施策の変更が可能になりサブスク収益の最大化に繋がります。また、ユーザーのコンバーション経路や行動パターンを分析することで、ユーザー理解につなげることができます。加えて、Piano Composer Insightは既に600社以上の導入実績のある、デジタルビジネス最適化のための分析プラットフォームPiano Analyticsを基にしています。

続いて塩谷氏は、サブスクのためのPiano最新導入事例として、1909年に創刊したカトリック系雑誌「America」を紹介しました。Americaでは、2000年にウェブサイトを開設し2017年に自社開発のペイウォールを導入したものの、高コストと実績の低迷に直面していました。そこで、2020年にPianoのペイウォールと寄付モデルを導入し、8か月で4万人のメール会員と月100件以上の寄付を達成しました。しかし、寄付モデルでは、メディアビジネスとして脆弱であることが判明したため、2021年にはPianoのサブスクリプションを導入し、9か月で一万人超の有料会員を獲得しています。

「America」のサブスクリプション登録画面

最後に塩谷氏は、Pianoコミュニティについて紹介しています。Pianoは全てのPianoユーザーが含まれるコミュニティで、メルマガの送付やイベントを通したネットワーキングを行っています。そのなかでも、広告収益の向上を目的としたワークグループの「Piano Publisher Hub」と、サブスクビジネスの更なるドライブを目的とした「Piano Knowledge Hub」が存在します。Piano Publisher Hubでは定期的なイベントを通したパブリッシャー間の課題共有やネットワーキングと、ユーザーデータを活用したPMPによる運用型広告の収益化向上を内容としています。

Pianoは、収益化向上施策の第一弾として、「Piano Publisher Hub for PMP」をローンチします。この構想はPianoが各パブリッシャーを仲介し、横断的にゼロパーティーデータ・1stパーティーデータを活用したPMP商品を開発することで広告収益の向上に結び付けます。また、クッキーレス時代にも持続可能な商品提供となるほか、広告商流にPianoは加わらずデータオーナーにもならないことで、中抜きするベンダーにはならず、プライバシーポリシーの変更の必要もないとしています。

《Taketo Yoshida》

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Taketo Yoshida

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Media Innovation編集部 ジャーナリズムとニュースメディアのマネタイズに興味あり。

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