朝日新聞社、AIで要約・校正を支援するAPIを「朝日新聞Playground」で公開 

株式会社朝日新聞社が、朝日新聞社メディア研究開発センターが開発している先端技術を用いたAPIやアイデアを気軽に試すことができるWebサイト「朝日新聞Playground」を公開しました。 現在試すことができるデモ版APIは、「要約生成TSUNA®」と「自動校正TyE」の2つです…

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株式会社朝日新聞社が、朝日新聞社メディア研究開発センターが開発している先端技術を用いたAPIやアイデアを気軽に試すことができるWebサイト「朝日新聞Playground」を公開しました。

現在試すことができるデモ版APIは、「要約生成TSUNA®」と「自動校正TyE」の2つです。

自動要約生成API「TSUNA®」

TSUNA®による自動要約の例

自動要約生成API「TSUNA®」は、入力された文章の要約文や見出しを自動で生成するAPI。入力された文章を圧縮したり、要約したりして長い文章でも読みやすくなるといいます。

見出しの長さや見出しに含めたい語句の指定が可能で、与えられた入力に対して複数の異なる見出しが生成でき、1日30回まで試用可能です。

本APIは、朝日新聞社が保有している30年分以上に及ぶ記事を効率よく処理させるためにフィルタリングした上で、ディープラーニングの機構を用いて学習させたもの。本技術の一部は、現在特許を出願中とのことです。

校正支援API「TyE」

TyEによる校正支援の例。画像中、赤が挿入、青が削除、緑が置換を示す

校正支援API「TyE」は、入力された文章中の誤りが含まれていそうな部分を検知することで、校正を支援するAPI。誤りを「挿入」「削除」「置換」で表現すると同時に、検知の自信度合いをグラデーションで提示することで、文中の直すべき箇所が根拠とともにわかります。朝日新聞社が保有している記事の編集履歴から生まれる誤り訂正データを人手で厳選した上で、人工知能に学習させているとのことです。

朝日新聞社メディア研究開発センターとは、人工知能を始めとする先端メディア技術と、デジタルデータ化された1000万記事に及ぶ豊富な資源(テキストや写真、音声など)を活用し、社内外の問題解決を目指すとともに、自然言語処理や画像処理をはじめとした先端技術の研究・開発を行う機関です。

《oyoyon》

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