電通がデジタル販促の効果予測システム「SP COMPASS」提供 キャンペーン効果を算出

株式会社電通は、デジタル販促での参加者数予測や、最適なキャンペーン条件のシミュレーションができるシステム「SP COMPASS(エスピーコンパス)」の提供を始めました。 

近年、スマートフォンでキャンペーンに応募でき、景品やポイントをもらえる「デジタル販促」が注目されていますが、導入実績がない企業も多く、導入企業でも効率的な分析手法が確立されていないことによる継続課題も顕在化しているといいます。

「SP COMPASS」は、過去のキャンペーンデータやプラットフォーム事業者が保有するデータから、機械学習モデルでデジタル販促の効果を予測するアルゴリズムを構築します。ポイント数、キャンペーン期間、対象流通、平均購入個数などの予定する販促施策の情報の入力で「参加者数(=キャンペーン効果)」を自動的に算出するほか、参加者数が最大となるキャンペーン条件導出も可能とし、「SP COMPASS」のメソッドをもとにデータサイエンティストが伴走し、顧客企業ごとに独自にカスタマイズされたモデルの構築も可能としています。

同社はまず、「PayPayギフト」でのデジタル販促を対象にこのサービスの提供を始め、順次対象を拡大していくとしています。

「SP COMPASS」の仕組み
2,779ファンいいね
226フォロワーフォロー
2,470フォロワーフォロー

【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

最新ニュース

オプト、広告クリエイティブの制作にChatGPTと効果予測AIを活用 広告業界初

株式会社オプトは、広告業界初の取り組みとなる、O...

2月TVCM放送回数ランキング 体調不良を予防する商品のCMが増加

SMN株式会社のグループ会社である株式会社ゼータ...

黒人テックコミュニティを支援するメディア「The Plug」が活動終了、新たな道へ

米国で黒人のテックコミュニティの支援を行ってきた...
Nakashima Takeharu
Nakashima Takeharu
「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

関連記事