英フィナンシャル・タイムズもニュースレターに乗り出す、第一弾は「MBA」を目指す人向け

有名新聞紙のコラムニストが独立して、自分のニュースレターを発行して経済的にも大成功を収めるなどニュースレターやニュースレターのプラットフォームに注目が集まる中、コンテンツ資源やクリエイターを活用したい出版社にとって、気になるのはニュースだけではありません。電子メールなら、テキストベースのコンテンツだけでなく、音声や映像も配信可能です。The Financial Timesは自社の経済的なブランドと人的資源を活用して、読者に情報を提供し、読者を惹きつける教育的なコンテンツを提供する試みを始めました。

The Financial Timesは先月、その第一弾として四半世紀に渡って情報提供を行っている『MBAランキング』においてMBAニュースレターコース「MBA 101」を開始しました。

6週間の無料メールシリーズは、経営学修士課程(Master of Business Administration)への出願に関心のある人を対象としています。グローバル・エデュケーション・エディターのアンドリュー・ジャック氏とコンテンツ・エディターのワイ・クエン・チャン氏が執筆し、正しいコースの選択から資金調達まで、MBA出願のプロセスを参加者に案内するプログラムになっています。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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前田邦宏
前田邦宏
メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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