株式会社ファンコミュニケーションズが8日に発表した2019年12月期 第2四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年6月30日)は、売上高177億9500万円(前年同期比▲3.3%)、営業利益19億7300万円(▲13.4%)、経常利益19億9300万円(▲17.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億9000万円(▲20.5%)となりました。
第2四半期累計期間においては、ITP(※)への継続的な対応や動画広告への取り組みを推進してまいりました。しかしながら、検索アルゴリズムの変更等の影響により売上高が減収となりました。また、利益面においては、減収に加えパートナーサイトの広告枠の確保等により利益率が悪化し減益となりました。
また、seedAppはブランドセーフティを意識した広告主からの引き合いが多く順調に拡大したものの、A8.netはITPや検索アルゴリズムの変更による影響を受け、また、adcrops(アドクロップス)の事業撤退等によりCPA型アドネットワーク事業の売上高は減収となりました。
さらに、動画広告は伸張したものの、ITPの影響によってCookieをベースにしたターゲティング広告の鈍化やオーバーレイ広告の配信停止の影響を受け売上高が伸び悩みました。また、利益面においては動画広告の比率が高まっているものの利益率は静止画広告よりも低水準で推移しており減益となりました。
今期の通期業績予想は、売上高342億円(前年同期比▲3.2%)、営業利益37億円(▲12.1%)、経常利益37億2000万円(▲14.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益25億8000万円(1.0%)としています。