本記事は5月18日に開催したメディアと広告主のマッチングイベント「Media Innovation Connect #1 コロナに負けないメディア施策特集」に登壇した株式会社イード、メディア事業本部 副本部長の森元行氏のセッションのショートレポートです。当日の模様のレポート動画と講演資料も記事の末尾で紹介しています。
株式会社イードは自動車、ゲーム、アニメ、教育など20ジャンルで60のメディアを運営する企業。ジャンルにフォーカスした専門性の高いメディアを多数運営していて、それぞれ熱量の高い読者にリーチできるメニューを多数揃えています。新型コロナウイルスでは「StayHome応援メニュー」としてリモートで制作できるタイアッププランなどを提供しています。
登壇した同社メディア事業本部 副本部長の森元行氏は「消費者は膨大な情報と広告に囲まれて生活していて、広告に対する目は厳しくなっているが、メディアを活用する事で適切にリーチができるようになるのではないか」と語ります。
例えば、自動車メディアの「レスポンス」ではイードメディアの複数の編集長を登場させてクルマの魅力を通常とは異なる確度から切った企画を展開したり、映画メディアの「シネマカフェ」では韓国ドラマで韓国カルチャーが大好きな芸人を起用したり、あるいは自動車メディアとアニメディアの掛け合わせで「ラブライブ」の声優で聖地巡礼をテーマにした企画を展開したりとメディアの専門性を活かした企画をアピールしていました。
リアルな展開も推進しているということで、教育メディアの「リセマム」ではBytedanceとの企画で、小学生向けにTikTokの安心・安全な使い方をレクチャーするリアルイベントも実施したとのことです。
森氏は「マーケティングは市場を『作る』と『調整する』という2つの機能があり、後者は運用型広告や刈り取り系のメニューが豊富にありますが、専門メディアの知見や、様々なジャンルをかけ合わせる事のできる立場を活かして市場を『作る』アクションをクライアントさんと一緒に取り組んでいければと思っています」と話していました。