米国やカナダの90社、約4000媒体のローカルメディアが加盟する業界団体のLocal Media Consortiumは、Pianoとの戦略的なパートナーシップを締結し、会員企業が優待価格でPianoの提供するデータプラットフォームやサブスクリプションプラットフォームを利用可能になると発表しました。
ローカルメディアは広告収入の減少による苦境にありますが、読者から直接課金するサブスクリプションはローカルメディアにとっても光明となっています。Pianoの利用するメディアは総計314億ページビューあり、160万のサブスクリプション契約を管理しているとのこと。Pianoを利用するメディアは最初の2年間で200%~2000%もの成長を実現しているとしています。
Local Media Consortiumのフラン・ウィリスCEOは「Pianoとの提携で、彼らの革新的なデジタルビジネスプラットフォームを会員企業に提供できるのを嬉しく思います。Pianoと協力することで、ローカルメディア企業により多くのメリットをもたらして、サブスクリプションによる収益を拡大できるようになるでしょう」とコメントしています。
一方のPianoのトレバー・カウフマンCEOは「Pianoはあらゆる規模の革新的なメディア企業と協力し、ユーザー理解を深め、ユーザーとの関わりを深め、新たな収益源を構築する手助けをしてきました。同様にローカルメディアのメンバーと協力できることをとてもうれしく思います。Pianoのプラットフォームとサービスを利用することで、有料コンテンツ戦略を立ち上げ最適化し、提供内容をパーソナライズし、広告ブロックを減らし、結果を見える化することができます」と述べています。
Local Media Consortiumは会員企業からの会費で、こうしたテクノロジーとのパートナーシップを結び、重要なテクノロジーを各社がより安価に利用するための役割を果たしているということです。