6月27日、エンターテインメントメディアに関する調査を行うHubは、米国のテレビユーザーを対象にしたテレビ広告に関する調査の結果を報告しました。報告では、毎週最低1時間テレビを視聴するユーザーの58%が、4、5ドルの課金であれば、その金額を払ってまで広告削除を望んでいないことが判明しました。また、テレビサービスへのサブスクリプション登録の動機としては、コンテンツの限定性や質、品揃えなどが優勢であり、広告フリーであることが必ずしも重要ではないことも分かったようです。
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テレビサービスにおける広告の存在
調査会社Hubによれば、いわゆるCMを含むテレビ広告の存在がテレビサービスからストリーミングサービスへの移行を促していると思われてきたようです。ところが、今回のテレビユーザーを対象にした調査結果により、テレビユーザーの広告忌避は想定されているほどではなかったことが判明しました。さらに、ユーザーがテレビサービスへ課金する理由は、広告削除よりもコンテンツそのものの影響が大きいことも明らかになりました。