1月13日、Sensor Tower Store Intelligenceは2021年のTikTokの消費支出が23億ドルとなり、前年比で77%もの大幅な伸びとなったことを発表しました。さらに消費支出の内訳として中国からの割合が大幅に減少していることを指摘し、中国発ながら国外でのシェアが急増していることも報告しています。
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大躍進のTikTok
モバイルアプリのマーケティングソリューションを展開するSensor Tower Store Intelligenceの調査によれば、2021年度のTikTokの消費支出額は、中国国内版の「Douyin」を含めて約23億ドルとなったようです。これは前年の13億ドルから77%もの伸びとなっています。また、四半期別に見ると2021年の第3四半期と第4四半期で5億3,200万ドルから8億2,400万ドルと急激な伸びを記録していることも分かりました。
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ユーザーはますますTikTokに夢中に
一方、初回インストール数に関しては2020年の9億870万件から25%減少し、約7億4,000万となりました。これは2020年度半ばにインドでTikTokが使用できなくなったことが大きな原因であり、それ以降のインストール数はほぼ横ばいで大きな変化はありませんでした。ただ、それでも累計のインストール数は30億を突破し、フェイスブック系列でないアプリとして快挙を達成しました。
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また、ユーザーがどの程度熱心にTikTokを使っているかを示す平均セッション数については、第4四半期は前年同期比で30%も増加しました。さらに、ユーザーの滞在時間も15%増加しており、2020年に比べて明らかにTikTokへのエンゲージメントが増えていることが分かります。