フィナンシャル・タイムズ、生成系AIの活用に慎重な姿勢

世界では5割のニュースメディアが生成系AIの活用を始めているというニュースもありましたが、日本経済新聞社傘下で世界的な経済紙として尊敬を集める英国のフィナンシャル・タイムズは、元副編集長のルーラ・カラフ氏の名前で出したオピニオンで生成系AIの活用について…

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<p>(Photo by Danny E. Martindale/Getty Images)</p>

世界では5割のニュースメディアが生成系AIの活用を始めているというニュースもありましたが、日本経済新聞社傘下で世界的な経済紙として尊敬を集める英国のフィナンシャル・タイムズは、元副編集長のルーラ・カラフ氏の名前で出したオピニオンで生成系AIの活用について慎重な姿勢を示しました。

カラフ氏は「130年の歴史を持つフィナンシャル・タイムズにとって質の高いジャーナリズムに対する読者の信頼以上に重要なものはありません。品質とは何よりも正確さを意味し、公平性と透明性も意味します」と述べ、現在の生成系AIは「予想エンジン」であり、過去を学習しているものの、事実を捏造し、参照やリンクをでっち上げる事ができ、トレーニング次第では完全な虚偽の画像や記事を生成する可能性があると指摘しました。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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