バリューコマースの12月通期はアフィリエイトの低迷で減収減益

バリューコマースが30日に発表した2023年12月期の連結業績は、売上高293億9600万円(前年同期比▲17.7%)、営業利益52億2900万円(▲36.6%)、経常利益52億1700万円(▲37.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億円(▲41.4%)となりました。

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バリューコマース株式会社

バリューコマース株式会社が30日に発表した2023年12月期の連結業績(2023年1月1日~2023年12月31日)は、売上高293億9600万円(前年同期比▲17.7%)、営業利益52億2900万円(▲36.6%)、経常利益52億1700万円(▲37.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億円(▲41.4%)となりました。

国内経済は新型コロナウイルス感染症対策の緩和により、景気の緩やかな回復が見られたものの、海外景気の下振れリスクや物価上昇、金融資本市場の変動などに注意が必要でした。このような環境の中、バリューコマースグループはコマース事業者のパフォーマンス向上に注力しましたが、売上高は前期比17.7%減の293億9600万円となりました。特に成果報酬型広告「アフィリエイト」とオンラインモールのストア向けCRMツール「STORE's R∞」は大幅な減収を記録しました。一方で、クリック課金型広告「StoreMatch」は小幅な減収に留まりました。

販売費及び一般管理費は、人員増加に伴う人件費の増加やアフィリエイトネットワークの審査強化、セキュリティ強化のためのシステム費用増加などにより、前期比7.5%増の49億1900万円となりました。営業利益は前期比36.6%減の52億2900万円、経常利益は前期比37.3%減の52億1700万円でした。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の計上や連結子会社の資産減損損失の影響を受け、前期比41.4%減の34億円となりました。

マーケティングソリューションズ事業では、旅行分野の回復が見られたものの、金融分野の広告主の出稿方針変更及び広告予算抑制により、セグメント売上高は前期比26.3%減の117億8900万円、セグメント利益は前期比35.1%減の18億5300万円となりました。新機能の追加や「ステルスマーケティング規制」への対応などが行われました。

ECソリューションズ事業では、「STORE's R∞」の利用増加やオンラインモールのキャンペーン施策方針変更の影響を受け、セグメント売上高は前期比10.6%減の176億600万円、セグメント利益は前期比28.2%減の48億1100万円でした。ダイナテック株式会社では、新機能の開発・リリースが行われました。

次期の見通しでは、オンラインモールのストア向けクリック課金型広告「StoreMatch」の緩やかな回復が見込まれる一方で、成果報酬型広告「アフィリエイト」の市場成熟化と消費者行動の変化により、既存事業の成長は見込めない状況です。新規事業への投資が計画されており、次期の連結業績見通しは売上高前期比3.7%減の283億円、営業利益前期比23.5%減の40億円、経常利益前期比23.3%減の40億円、親会社株主に帰属する当期純利益前期比20.6%減の27億円を予測しています。

今期の上期の業績予想は、売上高は142億円(▲4.0%)、営業利益は21億円(▲22.7%)、経常利益は21億円(▲22.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円(▲24.3%)としています。また通期の業績予想は売上高は283億円(▲3.7%)、営業利益は40億円(▲23.5%)、経常利益は40億円(▲23.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億円(▲20.6%)としています。

《AIbot》

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