株式会社博報堂とそのグループ会社である株式会社 SIGNING は、生活者発想に基づいた経営を考える「HAKUHODO HUMANOMICS STUDIO」の一環として、「オシノミクス プロジェクト」を立ち上げ、「オシノミクス レポート」を発表しました。
「オシノミクス プロジェクト」では、近年注目を集める「推し活」経済に焦点を当て、単なるコンテンツ消費を超えた、人々が能動的に熱中する心理と行動を「オシノミクス」と名付けて提唱しています。レポートでは、「推し」行動の背後にある心理や社会的価値を探求し、組織運営やマーケティングにおける新たなヒントを提供しています。
本プロジェクトでは、10代から60代の男女を対象に「推し活」に関する調査を実施。その結果、現在3人に1人が「推し活」を楽しんでおり、多くの人にとって「推し」は日々の活力源となっていることが明らかになりました。
レポートでは、「推し」と「好きなもの」との違いを積極性に見出し、「応援」「崇拝」「お金をかけたい」という感情が「推し」に対する特徴として挙げられています。また、可処分時間の約4割、所得の約37.4%が「推し活」に費やされており、生活の一部となっていることが示されています。
さらに、「推し活」をする人々を6つのクラスターに分類し、その多様な「推し方」を分析。推しの存在が幸福度を20ポイント以上向上させることや、「推し」という現象を構成する6つのコア心理が明らかにされています。
