株式会社カカクコムが6日に発表した2025年3月期 第1四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)は、売上収益177億1300万円(前年同期比15.3%)、営業利益69億7700万円(34.9%)、税引前利益70億8600万円(33.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益48億2400万円(32.1%)となりました。
価格.com事業では、ショッピング事業の売上は減少しましたが、サービス事業では金融及び通信領域での個人消費の活発化が続き、売上収益は前年同期比21.6%増の2452百万円となりました。保険事業も火災保険を中心に申込件数が増加し、売上収益は前年同期比18.7%増の751百万円を記録しました。
食べログ事業では、外食需要の高まりを背景に、飲食店広告事業と飲食店予約事業がそれぞれ前年同期比11.3%増、31.4%増と好調でした。ユーザー会員事業と広告事業も売上を伸ばし、全体での売上収益は前年同期比19.2%増の7631百万円を達成しました。
求人ボックス事業は、月間利用者数と広告求人のクリック数の増加により、売上収益が前年同期比36.3%増の2706百万円、セグメント利益が前年同期比15.3%増の1148百万円となりました。
インキュベーション事業では、不動産及び旅行・移動領域の売上が増加したものの、ライフスタイル・エンタメ領域の売上が減少しました。それでもセグメント利益は前年同期比49.3%増の307百万円を記録しています。
各事業の月間利用者数は、価格.com事業で3931万人、食べログ事業で9278万人、求人ボックス事業で1146万人となり、いずれも前年同期に比べて増加しています。
通期の業績予想は売上高740億円、営業利益285億円、税引前利益284億円、当期利益194億円としています。