BBM株式会社が8月20日に開始した無料映像配信サービス「FASTチャンネル」に、ビジネスパーソン向けの新カテゴリー「ビジネス・プレミアムチャンネル」が登場しました。このチャンネルは、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、プレジデント社など大手ビジネス誌発行出版社と日本ビジネスプレス社の協業により開設されます。

FASTは「Free Ad-supported Streaming Television」の略で、広告収入によって運営される無料の映像配信サービスです。従来のテレビ放送のように、チャンネルを選択するだけで番組が次々と流れてくるため、視聴者は膨大な映像の中から見たい番組を探す労力を省くことができます。
「ビジネス・プレミアムチャンネル」では、参画各社が保有する良質なビジネス動画コンテンツを24時間配信します。具体的には、ダイヤモンド・オンラインの「世界標準の経営理論」や東洋経済オンラインの「仕事図鑑」、プレジデント社の「成功脳をつくる膨大な数の本に囲まれた"多読家経営者"」などの番組が提供されます。
日本ビジネスプレス社は、自社メディアであるJBpressやJapan Innovation Review、SYNCHRONOUSのコンテンツに加え、チャンネル編成にも参画します。これにより、デジタル動画領域でのメディア間の連携を強化し、各社のハイクオリティな動画コンテンツで人の心に響き、需要を創出する新しいメディアの実現を目指しています。
「FASTチャンネル」は、スマートTV(Connected TV)を中心に視聴できますが、大阪ガスの「スマイLINK」やレオパレス21の「LEONET」のTVスティックユーザー、GoogleTVやFireTV向けのアプリ、さらにスマートフォンやPCのWebサイトでも視聴可能です。
FASTサービスは北米やアジアを中心に急速に普及しており、日本でも今後さらなる成長が期待されています。「FASTチャンネル」の展開は、日本のメディア業界に新たな変革をもたらす可能性を秘めています。