米バズフィード、売上減少は続くもAIコンテンツでエンゲージメント向上に成功?

・バズフィード、売上減少もAIで改善兆し
・プログラマティック広告収入は3%増
・AI活用でエンゲージメント向上を実現

メディア デジタルメディア
創業者でCEOのジョナ・ペレッティ氏 (Photo by Eugene Gologursky/Getty Images for BuzzFeed Inc.)
  • 創業者でCEOのジョナ・ペレッティ氏 (Photo by Eugene Gologursky/Getty Images for BuzzFeed Inc.)
  • 米バズフィード、売上減少は続くもAIコンテンツでエンゲージメント向上に成功?

バズフィードが2024年第2四半期決算を8月12日に発表しました。売上高は4690万ドル(約69億円、前年同期比24%減)、営業損失は420万ドル(約6.2億円、前年同期は1640万ドルの損失)、純損失は650万ドル(約9.6億円、前年同期は2250万ドルの損失)となりました。一方、調整後EBITDAは270万ドル(約4億円)のプラスとなり、前年同期から500万ドル改善しました。

特に注目されるのが、プログラマティック広告収入が前年同期比3%増を記録したことです。これは2022年第1四半期以来、初めての前年同期比プラス成長となりました。また、アフィリエイトコマース収入も9%増と好調でした。こうした高収益部門の成長により、調整後EBITDAは270万ドルのプラスに転じ、前年同期から500万ドル改善しました。

やや古いニュースですが、苦戦を続けてきた同社はAIを使った取り組みによって改善の兆しを掴んでいるようですので、紹介したいと思います。CEOのジョナ・ペレッティ氏は「実験と革新の成果が表れ始めている」と述べました。


《Manabu Tsuchimoto》

関連タグ

Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

特集