米ニューズ・コーポレーションは11月6日、2026年度第1四半期(2025年7~9月期)の決算を発表しました。売上高は前年同期比2%増の21億4,000万ドル、継続事業からの純利益は同1%増の1億5,000万ドルと、堅調なスタートを切りました。主力の「Dow Jones」部門とデジタル不動産事業が収益を牽引しました。
CEOのロバート・トムソン氏は声明で、「AI時代において情報と知的データの価値は誤解されている。創造的なコンテンツは“盗まれる”ものではなく、正当な対価を支払って購入されるべきだ」と強調しました。生成AIをめぐる著作権問題に対し、同社は「法廷と提携(courtship and courts)」の両面で主導的な立場を取る姿勢を明確にしています。

