株式会社ジャパンタイムズは、西日本旅客鉄道株式会社（JR西日本）および株式会社ジェイアール西日本マルニックスと連携し、2024年11月11日から新幹線荷物輸送サービスを活用した新聞輸送を開始しました。
新幹線輸送導入の目的は、JR西日本グループが提供する速達性の高いサービスを活用し、新聞配達の迅速化を図ることです。ジャパンタイムズは、一日遅れだった配達を解消し、読者に当日付の新聞を届けられるようになりました。
今後は、平日の新聞配送に新大阪駅から広島駅の区間で新幹線を利用し、配送のリードタイムを短縮します。「こだま869号」（新大阪駅20:37発、広島駅22:53着）を利用し、新大阪駅までのファーストマイルと広島駅からのラストマイルについては、ジャパンタイムズが別途手配します。
ジャパンタイムズとJR西日本、マルニックスの3社は、新幹線輸送により、多くの読者に迅速に新聞を届けられる環境を整えていく方針です。今回の連携を皮切りとして、他方面で新幹線荷物輸送サービスの即日・速達性やネットワークを活用し、迅速な新聞輸送の拡大を目指すとしています。
新幹線を利用した新聞輸送は、従来の方法に比べて大幅な時間短縮が期待できます。今回の取り組みは、急速に変化するメディア環境において、紙媒体の新聞がいかに読者のニーズに応えていくかという課題に対する一つの解決策と言えるでしょう。ジャパンタイムズにとって、新幹線輸送の活用は、デジタル時代においても紙の新聞の価値を高める重要な戦略となりそうです。
