博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは、統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の一環として、マーケティング戦略の意思決定を支援する「STRATEGY BLOOM PLANNING」を開発し、社内で利用を開始したと発表しました。
「STRATEGY BLOOM PLANNING」は、博報堂DYグループが培ってきたマーケティングコミュニケーション領域のプランニングプロセスを標準化し、AIを活用して効率化・高度化を図るツールです。グループのデータ基盤「生活者 DATA PLATFORM」を活用し、市場構造の把握からKPI設定までの工程を一気通貫で分析することで、マーケティングコミュニケーション戦略の意思決定に貢献します。
本ツールでは、市場構造を把握できるよう、ファネル分析型やCEP（カテゴリーエントリーポイント）分析型など、複数の分析メニューを提供。対象商材の現状把握や課題発掘を支援します。また、マーケティングKGIを達成するための重要KPIの発見と目標値の設定を行うことが可能です。
重要KPIを達成するための戦略的ターゲットを選定し、クリエイティブ開発やメディアプランニングにつながるインサイトを導き出す、ターゲット規定の機能を実装予定です。設定したターゲットを戦略的に獲得するためのコミュニケーション戦略策定支援やクリエイティブ制作の示唆といった価値規定の支援も、今後追加していきます。
本ツールの開発背景には、ビジネス環境の急速な変化があります。人口減少や市場の成熟、生活者の消費行動の変化により、多くの企業にとってマーケティングの効果・効率向上と提案力強化が喫緊の課題となっています。
博報堂DYグループは、「STRATEGY BLOOM PLANNING」を通じて、データやテクノロジーを活用したプランニングの刷新を実現し、クライアント企業の事業成長に貢献することを目指しています。今後は、デジタルクリエイティブ領域を支援する「CREATIVE BLOOM」やメディアプランニングを担う「MEDIA BLOOM」との連携も予定しており、市場分析からクリエイティブ、メディアプランニングまでワンストップの提案を目指すとしています。
「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、マーケティング業務の統合・標準化、生成AI機能を用いた業務の効率化と高度化、統合マーケティング効果の可視化など、多くの強みを持つプラットフォームです。博報堂DYグループは、本プラットフォームを通じて、クライアント企業のマーケティングを進化させ、新しいビジネスの創造を支援していく方針です。
