イルグルムは、広告媒体のコンバージョン計測と広告配信における機械学習の最適化をサポートするコンバージョンAPIツール「CAPiCO」の認定パートナー制度を2月12日より開始しました。
近年、Cookie規制の強化やデータ取り扱いに関する制限が進み、リターゲティング広告の効果低下や広告媒体でのデータ計測における欠損・精度低下といった課題が深刻化しています。
こうした課題の解決策として、サーバーサイドで正確なデータ連携を可能にし、広告運用の精度を向上させる「コンバージョンAPI」の活用が注目されています。しかし、コンバージョンAPIの導入には各広告媒体が提供するAPI仕様への対応が必要で、エンジニアスキルや人的リソース、運用コストが求められる点がハードルとなります。
イルグルムが提供する「CAPiCO」は、エンジニアスキルが不要で、誰でも簡単にコンバージョンAPIを導入できるツールです。グーグル、ヤフー、LINE、Meta、TikTokなどの主要媒体に対応。2023年8月の提供開始以来、約200件の導入実績があり、規模や業種を問わず広告主や広告代理店で活用されています。
今回開始される認定パートナー制度は、「CAPiCO」の導入を推進する広告代理店を対象に、パートナーとして認定するものです。認定パートナーとなることで、「CAPiCO」導入の実績が公式に証明され、クライアント企業からの信頼性を高めることが可能です。また、認定バッジを利用し、専門性を効果的に発信することで、他社との差別化を図ることができます。
今回、パートナー企業としてデジタルアイデンティティやトランスコスモスなど4社が認定されました。デジタルアイデンティティは、クリニックで1.3倍、不動産業で1.7倍のCV数増加を報告しています。
「CAPiCO」は、広告運用の計測精度を向上させるだけでなく、広告配信の最適化を支援することで、CPA(顧客獲得単価)の改善やコンバージョン数の増加といった成果を挙げています。イルグルムは今後も、パートナー企業にとって信頼されるビジネスパートナーであり続け、その先にいるクライアント企業のビジネス成長やマーケティングの成功を支援していく方針です。
プライバシー保護の規制強化の流れの中で、広告効果測定の精度向上と運用の最適化は、デジタルマーケティング業界における重要な課題となっています。「CAPiCO」の認定パートナー制度は、課題解決に向けた取り組みとして注目されそうです。