メディア業界のジェンダー平等、進展はあるもの道のりは遠く―最新調査が示す課題

・メディア業界の女性リーダー比率は改善中
・地域による進展の差が顕著に現れる
・多様性の確保が競争力向上に寄与する

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メディア業界のジェンダー平等、進展はあるもの道のりは遠く―最新調査が示す課題
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世界のメディア業界における女性リーダーの代表性には、着実ながらも緩やかな進展が見られています。WAN-IFRA WIN(Women in News)が2025年3月に発表した最新調査によると、19カ国207のメディア組織における女性の上級リーダーシップ比率は2022年の21%から2024年には24%へと上昇しました。一方で、男性はいまだに312のポジションを占め、女性は98ポジションにとどまっており、ジェンダー平等への道のりはまだ遠いことが示されています。

「メディアの意思決定ポジションでは、女性はわずか4分の1を占めるに過ぎません。この2年間でいくらかの前進はあったものの、現状維持や後退の兆候も見られます」とWIN-IFRAの調査は警鐘を鳴らしています。

レポートはこちらから閲覧できます


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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