世界のメディア業界における女性リーダーの代表性には、着実ながらも緩やかな進展が見られています。WAN-IFRA WIN(Women in News)が2025年3月に発表した最新調査によると、19カ国207のメディア組織における女性の上級リーダーシップ比率は2022年の21%から2024年には24%へと上昇しました。一方で、男性はいまだに312のポジションを占め、女性は98ポジションにとどまっており、ジェンダー平等への道のりはまだ遠いことが示されています。
「メディアの意思決定ポジションでは、女性はわずか4分の1を占めるに過ぎません。この2年間でいくらかの前進はあったものの、現状維持や後退の兆候も見られます」とWIN-IFRAの調査は警鐘を鳴らしています。